Triage - 椎乃味醂.mp3
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[00:00.000] 作曲 : 椎乃味醂[00:28.879]銘々が集った、[00:30.312]大人たちの都合が詰まった、[00:32.397]幽った。63㎡にこびりついた、[00:34.960]不整合な汚い感情が、[00:37.641]まるで霧みたいに散らかって、[00:39.302]肺の中へ入り込んでゆくから![00:41.393]そのうち息もできなくなって、[00:43.509]倒れ込んだ。そんな死体が、[00:45.273]モルグの様に、あちこち積み重なった、[00:47.717]事実だけがそこにあるから![00:49.964]死体に擬態することでしか、[00:51.721]生きられなくなってしまって![00:53.657]そんな「今日」を何千回と、[00:56.391]数えきれない「昨日」へ、[01:00.001]壁際に佇んで歩調を合わす。[01:02.419]偽造できない鼓動を裏に隠す。[01:04.344]傀儡の迎合が織りなした、[01:06.697]体裁のネットワークに 、 [01:08.338]抗う術なおどぼくは要らないから ! [01:10.600]ぼくへの不可侵が保つならば 、 [01:12.773]いいや 、いいやって、 [01:14.031]また今日 、を昨日に回した 。[01:26.246]往々彷徨った、[01:27.474]もう来た道も見えなくなった、[01:29.588]縋った。道徳的コンセプションなんて、[01:32.093]ありやしないかのように前に広がった、[01:34.672]惨憺たる有様の骸に、[01:36.191]黒色のタグを振り分けて![01:38.586]緑色の傘下で、自分を欺罔して、[01:41.259]全てを止んだ。[01:42.338]壁際と同化して気配を消す。[01:44.448]決して緩まぬ様、口を塞ぐ。[01:46.597]敢え無くなりそうな君と、[01:48.285]目が合って、ぼくは左を向いた。[01:50.639]積み重ねた「昨日」がぼくを責めて、[01:52.786]心の臓を押し殺して、それを、[01:54.866]知らないと、 諭した。[01:56.565]だからそんな、[01:57.402]悲しい顔で、ぼくを見つめないで![02:24.642]壁際に佇んで呼吸を薙ぐ。[02:26.852]偽造できない鼓動の踵を返す。[02:28.998]ごちゃ混ぜになったぼくの、[02:30.957]感情もう行方知れずで。[02:33.039]ただぼくみたいな死体の一つでも、[02:35.253]この両の手で救えた「生」が、[02:37.575]あるとして!それは簡単に。[02:39.413]手放せやしないと気付いた。[02:42.170]君の黒いタグを、僕の緑と置き換えた。[02:46.153]壁際かれ離れ、震え足を前へ。[02:50.813]今日の自分が昨日より一歩でも、[02:52.976]優しくなれたらいいな。[02:55.627]そんな情を抱え、[02:56.898]また今日、を昨日に回した。
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