絶望するためだけの生物。 - アメリカ民謡研究会.mp3

絶望するためだけの生物。 - アメリカ民謡研究会.mp3
[00:01.975]それだって私には何にもなくっ...
[00:01.975]それだって私には何にもなくって、
[00:03.951]貴方だって恐ろしいくらいに空っぽだったのを、
[00:06.678]結局は。
[00:07.707]随分一緒に笑っていたのだ。
[00:12.186]逃げ回っていたチョコレートをようやく喰い尽くしてから、
[00:15.918]貴方が、
[00:17.042]涼しい躰をしてブランコを飛び散っていくのを。
[00:20.964]私はどうしても、
[00:22.228]身に抱いた、明日を向かない鳥。
[00:27.591]散る羽ばかりが、舞う空を知る。
[00:33.017]君を嘆いた雨を葬り去るから、
[00:38.591]私にだけ、このまま、笑っていて。
[00:44.304]私達の公園にはメリーゴーラウンドが咲いていた。
[00:47.057]貴方はそれを大層気に入っていて、
[00:49.714]せっかくですから私は貴方が
[00:51.675]ずーっと忘れないように!
[00:52.675]はい、チーズ!
[00:57.482]これでもう大丈夫。
[00:59.157]私達は手に持っていた全てて捨てて、
[01:01.631]後はただ歩くだけでした。
[01:03.823]それは心配のない安心の内のひとつのはずでした。
[01:06.251]身に抱いた、明日を向かない鳥。
[01:11.396]散る羽ばかりが、舞う空を知る。
[01:16.856]君を嘆いた雨を葬り去るから、
[01:22.840]私にだけ、このまま、笑っていて。
[01:28.342]これでもう大丈夫。
[01:29.648]こんなことですから貴方は、
[01:30.907]きっと、特別な私の王子様なんでしょう?
[01:33.661]そうしたらこんな私にだって、
[01:35.907]きっと、特別な力があって、
[01:38.711]それで、必ず私達にはこれから、
[01:41.393]きっと、特別な冒険が待っているはずなのに、
[01:44.747]それなのに、
[01:45.775]私には何にもなくって、
[01:47.508]貴方だって恐ろしいくらいに空っぽだったんですから、
[01:50.353]私達の公園にはメリーゴーラウンドが咲いていた。
[01:53.011]貴方はそれを大層気に入っていて、
[01:55.626]せっかくですから私は貴方が
[01:57.474]ずーっと忘れないように!
[01:59.457]はい、チーズ!
[02:02.047]これでもう大丈夫。
[02:03.729]それだって私には何にもなくって、
[02:06.157]貴方だって恐ろしいくらいに空っぽだったのを、
[02:09.054]結局は。
[02:10.267]随分一緒に笑っていたのでした。
[02:12.123]身を泣いた、明日を知らない君。
[02:17.590]枯る夢ばかりが、厭く朝を告ぐ。
[02:22.843]君を撫いだ風も何れ止むから。
[02:28.535]今日だけ、一緒に笑って。
[02:33.577]希望を抱いて。
[02:44.705]希望を抱いて。
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