四弦奏者のための、孤独の奏法。 - アメリカ民謡研究会.lrc

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[00:00.000] 作词 : AMK Haniwa
[00:01.000] 作曲 : AMK Haniwa
[00:31.000]誰しもやがて一人になる。
[00:33.170]貴方の隣の友達だって、知らない誰かと歩き始める。
[00:37.858]蜜に集まる黒蟻の群れも、餌が無くなればすぐに消える。
[00:42.372]諸行無常と彼らは言ったか。
[00:45.107]貴方はじきに独りになる。
[00:47.109]みんな貴方が転ぶのを待っている。
[00:49.776]一人減って、二人減って。
[00:52.059]私は、それが大変嬉しくて、
[00:54.823]四弦奏者のための、孤独の奏法を始めるのです。
[01:54.293]死ぬ蝉は考える。
[01:56.291]もう明日には帰れないと知っていても、
[01:59.198]誰もいない教室の、その跡を見ようとする。
[02:03.026]貴方の居場所は、疾うに無くなっているというのに。
[02:07.289]名無しの監視者は、君に「死ぬように」と言う。
[02:11.607]並べて人はいつか消える。それでも人は貴方を急かす。
[02:15.900]叫ぶように、挫くように。
[02:18.526]二度と戻って来れないように。
[02:21.308]息をする。
[02:22.805]空の隅に、また太陽が落ちる。
[02:25.719]風の揺れる音が、貴方の目を覚ます。
[02:29.565]そうして独りが始まる。
[02:31.890]長い朝がやってくる。
[02:34.515]誰しもやがて一人になる。
[02:36.899]貴方の隣の友達だって、知らない誰かと歩き始める。
[02:41.800]蜜に集まる黒蟻の群れも、餌が無くなればすぐに消える。
[02:47.104]貴方も。
[03:15.552]雨が降っているようで、僕は傘をさしたのだけれど、
[03:20.034]服はすっかり濡れてしまっていて、
[03:22.653]考えごとは全然まとまらない。
[03:25.583]うるさい音の繰り返しだけが、頭にずっと浮かんでいて、
[03:30.065]僕にできることはそのぐらいしかないと、
[03:33.105]降り続ける雨に濡れる猫を見る。
[03:36.167]アメリカ民謡研究会による独奏曲、
[03:39.628]四弦奏者のための、孤独の奏法。
文本歌词
作词 : AMK Haniwa
作曲 : AMK Haniwa
誰しもやがて一人になる。
貴方の隣の友達だって、知らない誰かと歩き始める。
蜜に集まる黒蟻の群れも、餌が無くなればすぐに消える。
諸行無常と彼らは言ったか。
貴方はじきに独りになる。
みんな貴方が転ぶのを待っている。
一人減って、二人減って。
私は、それが大変嬉しくて、
四弦奏者のための、孤独の奏法を始めるのです。
死ぬ蝉は考える。
もう明日には帰れないと知っていても、
誰もいない教室の、その跡を見ようとする。
貴方の居場所は、疾うに無くなっているというのに。
名無しの監視者は、君に「死ぬように」と言う。
並べて人はいつか消える。それでも人は貴方を急かす。
叫ぶように、挫くように。
二度と戻って来れないように。
息をする。
空の隅に、また太陽が落ちる。
風の揺れる音が、貴方の目を覚ます。
そうして独りが始まる。
長い朝がやってくる。
誰しもやがて一人になる。
貴方の隣の友達だって、知らない誰かと歩き始める。
蜜に集まる黒蟻の群れも、餌が無くなればすぐに消える。
貴方も。
雨が降っているようで、僕は傘をさしたのだけれど、
服はすっかり濡れてしまっていて、
考えごとは全然まとまらない。
うるさい音の繰り返しだけが、頭にずっと浮かんでいて、
僕にできることはそのぐらいしかないと、
降り続ける雨に濡れる猫を見る。
アメリカ民謡研究会による独奏曲、
四弦奏者のための、孤独の奏法。